「本」と「まち」の、ものがたり
しずけさとユーモアを
川をゆく風

編集者は作る本ごとに、著者から「あなたはどう考える?」と問われる。その問いが抽象的であればあるほどに考え甲斐があるものの、答えを出すのは難しい。

自身が立てた問いに対し、本を通じて考え沼に入っていく著者を前に、こちらも岸辺で体育座りしながら考える。

私はどう考えるのか。

この本の目的地をどこに据えるのか。

著者の思考を持って、どこに向かおうと決めるのか。

カチッとピースがはまる前、くっきりと輪郭が定まる前の段階から問いが深まるこの企画、いよいよ走り出したら思いもよらない展開が待っていそうな気がして、ゾクゾクする。

(センジュ出版代表 吉満明子)
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